誰かがどれだけ難しくロックを語っても、多分僕には影響を与えられないだろう。 それはファウルよりは雄弁に語れてはいないからだ。 誰かがどれだけニヒルに構えてギターを弾いて、あるいは気軽に絶望を歌ってもおそらく僕には影響は与えられないだろう。 それはファウルの放つ素敵な怒りとユーモアほど、純度が高くないからだ。 ファウルは本気だ。 なんだかやたらいきり立ってて、スムーズに生きれてないからスムーズには命を鳴らしたくない、そんなバンドなんだ。 素晴らしいロックの皆さんは何故だかみんなとっても上手に手際よく音を鳴らしてしまって、だから僕、音が聴こえなくて困っちゃった。 近藤くんも木内も僕も このアルバムでいきり立った。 かっこつけ競争のかっこ悪さも教わった。 思った通りの音は、思った通りに出さなきゃだめなんだ。 じゃなきゃ心が死んでしまうよ。 今日、奇跡的にアナログ盤でこのアルバムに再会しました。 サンボマスター結成当時はバンドの登場SEで使用したりしていました。 アナログ盤で見つけられると思ってなかったので、ホントに幸せな気分です。 |
by samboblog
| 2009-03-13 01:30
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